2018年01月17日

自分のケツは自分で拭く

明日はわらばーの幼稚園でムーチー作り。
おじさんだって31年前は幼稚園児だった。
そのムーチー作りのとき、おじさんは少しだけ大人になった。

あのときは朝からずっとうんこがしたかった。
みんなが楽しくムーチー作りをしているときも、もちろんうんこがしたくて堪らない。
我慢しすぎて顔色が悪くなったのか、先生が心配して職員室で休ませてくれた。

チャンス到来である。
先生はみんなムーチー作りをしていて、職員室のトイレでうんこができる。

しかしなかなか重い腰が上がらない。
なぜならおじさんはその頃、自分でお尻を拭いた経験がないのだ。
うんこを出すことはできるが拭く術が分からない。
挑戦するか悩んでるうちに帰りの時間。
いつもの幼稚園バスに乗り、家に着いた。
もちろんその間ずっとうんこは漏れそう。
でも家に着いたらこっちのもん。
いつも拭いてくれる母親がいるのだから。

すぐさま二階に上がり、トイレで4時間の我慢を出し切る。
6年間の人生で一番気持ちのいいうんこだった。
さー、あとは拭いてもらうだけ。
いつものように、大きな声で母を呼ぶ。

来ない。

もう一度全力で叫ぶ。

来ない。


そう、母は一階にある店(大田美容室)で働いている。
二階からの幼児の叫びなど届かないのだ。

これは困った。
さっきまでは「我慢する」「自分で拭いてみる」の二択があって、逃げるように我慢していたが、今回ばかりは出したあと、選択肢が「必ず拭く」以外にない。

やるしかない。

そう決意したときに、3歳のころ、兄に言われた言葉を思い出した。

「うんこしたら、うんこが付かなくなるまで拭くんだよ」

3歳のときは、「俺には関係ない話」ぐらいに聞き流していたが、どうやら役に立つときがきた。

見よう見まねでトイレットペーパーを取ろうとするが、なかなか上手く切れず。
それでも拭かなくてはいけないという責任を背負ってどうにか付かなくなるまで拭いた。

そのタイミングで母が来た。

「おかあさん、自分で拭けたよ!」

嬉しさと、やっと来てくれた安心感で涙を堪えながら伝えた。

「だー、見してごらん?あぎじぇ!全然拭けてないさ!」



全然上手くはいってなかったが、それから自分のケツは自分で拭くようになった。
もちろん、しばらくは親監修のもとではある。

明日のムーチー作りで、娘も何かひとつ、大人に近づくことが出来たらいいなと思う。


ちなみに娘は3歳くらいから自分でケツ拭けます。



Posted by 大:田享:. パーラナイサーラナイ at 23:13│Comments(2)
この記事へのコメント
♪ 紙さま お願いがあるのです
  上手に流してください
 
   ――『紙さま』 うんもーンゴル800

実在の楽曲やバンドとは無関係の、パロディです。
間違って解釈しちゃわないでください、ね。
怒らず聞いて欲しいの、よ。
Posted by 古波蔵恵里夫 at 2018年01月18日 21:46
えりおさん、全体的にウザいです(笑)
Posted by あきら at 2018年01月19日 08:40
 
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